15期シャンパーニュアカデミー基礎クラス 第3回 開催
L'Académie du Champagne à Tokyo - 15ème année-
15期基礎クラス第3回目のアカデミーが原宿Restaurant I(レストランアイ)で開催されました。
クリスマスが近づき、街も華やいでいる季節。今回のテーマはロゼ・シャンパーニュでした。
<試飲したシャンパーニュ - NV>
*1本目のシャンパーニュ(Gosset Grand Rosé )
ベージュを基調とした淡いサーモンピンク。
淵のほうはアンバーがかっていて、濃淡がある。
白い花の香りで、甘いアカシアやさんざし、サンダルウッドの香り。ブリオッシュ、マカダミアナッツの香り。
全体的に非常にバランスがよくて、芳香性が高い。
味わいは優雅で洗練された、穏やかで上品で緻密な味わい。
酸味豊かで、余韻が長い。
泡立ちが緻密で味わいなめらかでバランスがよいシャンパーニュ。
*2本目のシャンパーニュ(De Venoge Brut Rosé )
色合いはラズベリーピンク、淡いピンク。
ふわっとした華やかな香り、チャーミングでフルーツの印象がする。若干すぐりのような香りやパンドミーの香も感じられる。
味わいは口あたりからチャーミングでソフトな印象。
酸味が余韻をスッと切りリフレッシュさせている。
*3本目のシャンパーニュ(DEUTZ Brut Rosé )
鮮やかなベージュが基調、ホワイトからピンクゴールドの印象。
香りは控えめで穏やか。チャーミングで華やかな印象のフルーツの香りと白い花、アカシア、バラ、さんざしなどの香りもある。
華やかさと緻密さ、やや複雑さが絶妙なバランスの香り。
口当たりからボリュームがある。口の中にいっぱいにひろがる豊潤さ。酸味は軽くないが、ボリューム感、ふくよかさに溶け込んでいて、バランスとして調和している。余韻にかけて苦味、タンニン、渋みとしても感じられる芳醇な味わい。
<Rosé Assemblage et Macération >
今回のテーマ:ロゼ・シャンパーニュの二つの製造方法(アサンブラージュとマセラシオン)
*1本目のシャンパーニュ(Philipponnat Royale Réserve Rosé NV)
サーモンピンクの色合い。青リンゴのようなさわやかな香り。ヨードのような香りも感じられる。緻密で余韻がある。泡立ちが程よく、流れるような味わい。
*2本目のシャンパーニュ(Charlier & Fils Prestige Rosé )
赤いバラの花びらのような色あい。ベージュ帯びたルビー。オリエンタルなスパイスな香り。五粉香(ウーシャンフェン)。ボジョレーワインのような、イチゴキャンディとバナナのような香り。味わいは軽快さの中に若干の渋みがある。
本日の一品
鴨のコンフィ、イチゴとハチミツのメレンゲ、イチゴのコンフィチュールバラ風味添え