12/31/2016

シャンパーニュ委員会主催 メディア向けディナー

シャンパーニュ委員会日本事務局では、先日メディアでご活躍のジャーナリストやインフルエンサーをお招きし、Champagne Dinnerを開催いたしました。


会場は外苑前のPrévenance H.Shizukai。
 


今回ご担当いただいた講師は元銀座レカンのシェフソムリエ、大越基裕氏。
 



6種のシャンパーニュを静井シェフが考案したお料理にペアリングをしていくという企画。
シャンパーニュはブラインドなので、五感をフル回転させながらのお食事となります。


まずはシェフよりお料理のご説明。
 
 



Appetizer
 


Amuse bouche くぬぎ鱒のタルタル
 



Entree ホタテのポワレ
 

2eme Entree フォアグラナチュール
 



Plat -poisson- 鮟鱇
 

Plat -viande- 川俣軍鶏のロティ
 



Avant dessert みかんマスカルポーネ


Dessert 薔薇に苺
 
 


シャンパーニュ地方に幾度となく訪れている大越講師には、各生産者のバックグラウンドやシャンパーニュのテロワールについて、背景が浮かぶような裏付けのあるご説明をいただき、
 
またお料理とのペアリングについても素人も解しやすいシンプルで分かりやすい言葉でご自身の理論を解説をいただき、会場のあちらこちらで『なるほど!』、『納得〜』などという感嘆の声が。


今回供されたシャンパーニュのラインナップはこちら。
 
- HENRI GIRAUD Blanc de Craie
- BILLECART SALMON Brut Reserve NV
- GEOFFROY 1er Cru Cumieres Expression Brut NV
- MAILLY Grand Cru Blanc de Noirs
- PERRIER JOUET Belle Epoque 2006
- DEMOISELLE Brut Rose NV



著名なワインジャーナリストや、ワイン講師、ファッション系エディター/ライター、デザイナー、フランスに造詣の深いインフルエンサー等職種は多岐にわたる今回のゲスト。
 

 

普段ご活躍されるジャンルは違えど、この日は皆が一体となり、シャンパーニュの多様性、奥深さを学び、お食事と共に楽しまれていました。

 

 

Merci aux participants pour la soiree merveilleuse!



Prévenance H.Shizukai
http://www.prevenance.biz/cheff/index.html


第18回シャンパーニュアカデミー基礎コース③

第18回シャンパーニュアカデミー基礎コース@トゥールダルジャン

第3回目のテーマは年末のシーズンに相応しい、華やかなロゼ。


女性なら見ているだけでうっとりしてしまう艶やかな佇まい。
 



テイスティング前に第一回、第二回で学んだ基礎概要のおさらい試験。

しっかり頭を使った後は、待ちに待ったシャンパーニュのテイスティングです。



一気に5種類注がれるロゼシャンパーニュ。
同じロゼでも、並べて比べてみれば色合いの個性は一目瞭然。
 





心躍る華やかなラインナップに一堂歓喜の声。
年末らしい楽しいブラインドテイスティングです。
 




締めくくりを飾る5種のロゼシャンパーニュはこちら。ロゼといっても単にロゼではなく、アサンブラージュ(白ワインとロゼのブレンド)と、マセラシオン(黒ぶどうを圧搾前に数時間漬け込む方法)との違いを体感するテイスティングです。
 
アサンブラージュには、
-CHARLES HEIDSIECK Rose Reserve
-JOSEPH PERRIER Cuvee Royale Brut Rose NV
-PERRIER JOUET Blason Rose

マセラシオンは、
-ROYER ET FILS Rose Brut NV
-LAURENT PERRIER Cuvee Rose Brut



下の2種がマセラシオン。
 
色の違いは明確です。


同じロゼでも行程が異なると、これだけに色合い、味わいに変化をもたらすということを、並行してテイスティングすることにより理解が深まりました。



お料理はこちら。
 
Caille rôti et foie gras de canard, Fricassés de léqumes racine, sauce fruits rouge
ウズラのローストと鴨のフォアグラポアレ、赤いフルーツのソース、根菜のフィリカッセを添えて〜

ガル二チュールにはビーツや西洋牛蒡など、シャンパーニュにぴったりな根菜。
優しい甘みの、そしてほのかに酸味の感じるベリーを用いたソースにロゼと絶妙なマリアージュを感じました。




クラシカルで落ち着いたロビーがこの日はクリスマス仕様に。

 


大きなSapin de noelが爽やかでクリスマスらしいモミの木の香りを放ち、心温まるデコレーションに仕上がっていました。
 



プレステージクラスも来春よりこちら、Tour d'argentにて開講予定です。


皆様のご参加、お待ちしております。





12/19/2016

第18回シャンパーニュアカデミー基礎コース②

第18回シャンパーニュアカデミー基礎コース@トゥールダルジャン

第2回目のテーマはMono cepage.
1つのブドウ品種だけを使って造ったシャンパーニュのテイスティングです。


まずは野坂講師による講義を。
シャンパーニュの収穫、および出荷までの醸造プロセスと規定を学びます。


そしてプロによるシャンパーニュの開け方を実演頂き、その美しい手捌きに感嘆の声があがります。

  




そして5種のシャンパーニュのテイスティングに入ります。

シャルドネのみを使用したBlanc de blancsを3種、そしてピノノワール100%、ムニエ100%のブランドノワールをブラインドテイスティング。
 
Blanc de blancs3種、Blanc de noirs2種が其々ランダムに運ばれ、その味わいの違いを体感します。
中でもムニエ100%のシャンパーニュは、珍しいものセパージュということで、その特徴的な味わいに様々な意見が飛び交っていました。



 
Blanc de blancsには、
-BOIZEL Blanc de Blancs
-POMMERY Falltime NV
-RUINART Blanc de Blancs

Blanc de noirsには、
-ERIC RODEZ Grand Cru Ambonnay Blanc de Noirs NV (M100%)
-CHRISTOPHE  MIGNON Extra Brut NV(PN100%)




これらのシャンパーニュに合わせたお料理がこちら。
 
〜Homard bleu en croûte, tourner champignon et petits légumes sauce bisque
オマール海老のパイ包み焼き、芳醇なビスクソース 旬の茸と冬野菜を添えて〜
※ソースにはムニエ100のEric Rodez Grand Cruを使用

香ばしさと複雑さがシャンパーニュとマリアージュし、ガル二チュールにもシャンパーニュと相性の良い根菜を添えています。甲殻類のソースは濃厚ですが、シャンパーニュが加えられ、見事に今回の数々のシャンパーニュとマッチしていました。



次回はいよいよ最終回。


クリスマスらしい華やかなシャンパーニュがテーマとなっています。







10/25/2016

第18回シャンパーニュアカデミー基礎コース

第18回シャンパーニュアカデミー基礎コースが、トゥールダルジャン東京にて開講されました。


 


今期の講師はトゥールダルジャン シェフソムリエ 野坂昭彦氏(第3回アジア•オセアニア最優秀ソムリエコンクール日本代表)。
 



まずはシャンパーニュ委員会オリジナルのテキスト、ブロッシャーに沿ってシャンパーニュの概要について学びます。
 
今回学んだのは、シャンパーニュの3つのブドウの品種、ブドウ産地の4大地区、シャンパーニュの種類の三項目。




基礎的な概要を学んでから、五種のシャンパーニュのテイスティングが始まります。
 
 
はじめにノンヴィンテージのシャンパーニュを3種。

その後、ある決められたテーマの2種類のシャンパーニュがサーヴされます。
 
この隠れたテーマを予測するのが、このテイスティングの面白さです。



正解はこちら。
 
3cepagesのノンヴィンテージは、
-Mailly Grand Cru Brut Reserve
-Jacquesson Cuvee # 739
-Bollinger Special Cuvee
ボランジェはなんと、ジェロボアム(3ℓ)!!
  
隠されたテーマは、
-Veuve Clicquot White Label Demi-Sec
- Taittinger Nocturne Sec
ドザージュの違いを飲み比べていただこうという趣旨でした。


野坂氏よりそれぞれのテイスティングコメントを頂き、生徒様は各々作成されたコメントと照らし合わせます。 
テイスティングの中で、シャンパーニュは唯一、〝音で泡立ちを聞く〟という、正に五感を使ったユニークな試飲法があるということも御指南いただきました。




そして、最後にシャンパーニュにぴったりなお料理を一品。
 
Sandre pôlée, sauce “Adolphe Dudléré” pommes de terre Macaire
サンドルのポワレとマケールポテト アドルフ・デュクレレ風〜 
※シャンパーニュはドザージュの低いJacquesson#739を使用

旬の鱸の皮を香ばしく焼き、ガルニチュールにはポロネギ、セロリ、ゴボウなどの根菜。
クリーミーで濃厚なシャンパーニュのソースと頂きます。
焼いた皮はシャンパーニュの酵母の風味とマッチし、根菜の土の風味がシャンパーニュの複雑味と絶妙なマリアージュをもたらします。



素晴らしい秋晴れのなか幕開けした今回のアカデミー。



次回も乞うご期待です。