11/28/2012

[大阪]シャンパーニュアカデミー大阪 入門クラス 第3回


20121122日 シャンパーニュアカデミー大阪 入門クラス第3回が開催されました。

テーマ:シャンパーニュの個性的アイテム:ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワール



シャンパーニュの厳しい規定について再確認の後、テイスティングに入りました。

最初の3本については、3回目ともなると手慣れたコメントが飛び出します。

続いての2本は「ある隠されたテーマがある」と先生からヒントが出され、そのテーマを見つけるべく首をひねりながらテイスティングを繰り返します。

数名が正解にたどり着くという快挙!

今期最後の授業らしく、今までの講座の内容が実を結んだ会となりました。







☆ 試飲したシャンパーニュ


*1本目のシャンパーニュ(NV NM

グリーンがかった淡いレモンイエロー。きめ細やかな泡。

フレッシュハーブややさしいトーストの香り。果実味が柔らかく、心地よい酸を感じる。

*2本目のシャンパーニュ(NV NM)

やや色調が強めのイエロー。

酸やミネラルと共に、バターや蜂蜜、ナッティな印象も。コリアンダーなどのスパイスの香りもあり、複雑性がありバランスのいい1

*3本目のシャンパーニュ(NV NM

やや濃い目のゴールドがかったイエロー。細かく持続性のある泡。

りんごやドライハーブに加え、乳製品の香りも。余韻にミネラルや残糖感、心地よい苦味を感じる。

*4本目のシャンパーニュ(NV :ブラン・ド・ブラン RM)

ややゴールドがかったイエロー

フレッシュな中にもチーズやパッションフルーツなどの香りもあり、果実味豊か。酸味がおだやかでクリーミー、熟成感を感じるシャンパーニュ。

*5本目のシャンパーニュ(03:ブラン・ド・ノワール CM)

ブラン・ド・ノワールには珍しくグリーンのトーン

フルーツやスパイスの濃縮感ある香り。アルコールのボリューム感を感じるのは、03ヴィンテージの特徴か。


☆ 前菜

・グジェール

あさりのベニエ

クリのポタージュ







☆ 本日の一品

オマール海老のテリーヌ カリフラワー、バルサミコ、粒マスタードソース ベトラブのムースとともに



シェフが「この日のシャンパーニュのために」と用意してくださった一品。

目にも鮮やかなテリーヌは、様々な食感をそなえ、5種類のシャンパーニュと合わせる醍醐味を供してくれました。



本日の教材リスト

NV

Ayala “Brut Majeur”

Deutz Brut Classic”

Henriot “Brut Souverain”

<Blanc de Blancs, Blanc de Noirs>

Pierre Moncuit “Cuvée Hugues de Coulmet”

Beaumont des Crayere “Fleur Noir Blanc de Noirs 03”






11/21/2012

 

[東京]14期シャンパーニュアカデミー基礎クラス 2回 開催
14ème annéeL’Académie du Champagne à Tokyo -2ème séance du cours de base
 

2回目のクラスのテーマは “Blanc de Noirs” しっとりと深まっていく、秋の一場面を切りとったような秋色満載のひと皿に、個性豊かで、芳醇なブランドノワールのシャンパーニュが引き立ち、溢れる季節感を堪能した時間を過ごしました。


<試飲したシャンパーニュ - NV

*1本目のシャンパーニュ(Joseph Perrier “Cuvée Royale Brut NV”
 
グリーンのトーンの入った淡いイエローに連続的でゆっくりと上がる泡。
食パンの白い部分やヨーグルトなどの乳製品からくる甘い香りと、もぎたてのフレッシュなフルーツの香り。フレッシュでまろやかな酸、柔らかくしなやかな果実味、フリーミーできめの細い泡の一体感がすばらしい、バランスのよいシャンパーニュ。

*2本目のシャンパーニュ(Deutz “Brut Classic”)

澄んだ、クリスタルのような輝きに淡めのイエロー。 
ミネラルが主体の控えめな香りに、カマンベールの皮などのカビの香りと柑橘系の酸を感じる。フレッシュな果実の甘味の後の酸味からくる、こくと苦味。エレガントな酸と引き締まったボディが印象的な、骨太の酸が基調のシャンパーニュ。じっくりと向き合って、後からくるじんわり感を味わいたい一本。
 
 

 *3本目のシャンパーニュ(De Venoge “Cordon Bleu Brut Select”

ピンク、ベージュのような山吹色に、粒の多い、勢いのよい泡。
煎ったアーモンド、ドライハーブなどのドライな香り。土のミネラル。少し熟した紅玉。
力強い、やわらかさのある酸味に、肉厚な果実味を感じさせる、芳醇でリッチな味わい。ボリューム感のある熟成度の高いシャンパーニュ。

 <試飲したシャンパーニュ - テーマ>

2回のテーマは ”Blanc de Noirs”
 
*テーマ1本目のシャンパーニュ(Beaumont des Crayères “Fleur Noire Blanc de Noirs 2003)

グリーンがかった明るめのイエロー。泡立ちは力強く、粒が多い。
洋梨のコンポートの甘さ、キルシュなどの赤いフルーツの皮の香り。
柔らかでしなやかなアタックの後、しっかりとした味のストラクチャーが口の中で広がり、後味にかけて苦味、渋み、力強さでクライマックスとなる、順を追って変化する多面的な味わい。 果実味がしっかりした骨格のある、最初の開栓したときの印象がかわるシャンパーニュ。

 
*テーマ2本目のシャンパーニュ(Eric RodezChampagne Grand Cru Ambonnay Blanc de Noirs NV)

クリスタルの輝きのゴールデンイエロー。ブドウの品質のよさを感じる粘着性。
ドライと甘さの複雑な、豊かでボリューム感のある香り。樽の木の香り。エキゾチックスパイス。カフェオレ。
酸味が強いが、リッチな果実味にうまくとけこんで、口の中でふくよか。後味に甘さ、香ばしさ、樽からくる苦味を感じつつ、コクからくる長い余韻が印象的。さらになめらかさが深まるであろう、ポテンシャルの高い、芳醇なシャンパーニュ。

 

本日の一品

 ・ドンブ産プーレ・ジョンヌのロースト - 季節のきのことトリュフを添えて
 

 

 

11/18/2012

[京都]シャンパーニュ×懐石料理の会 開催


2回 葡粒都(Brut) 「シャンパーニュ×懐石料理」の会
日時:20121116日(金) 19002200
場所:京都 祇園 直心房 「さいき」
試飲したシャンパーニュ:Pierre Moncuit “Hugues de Coulmet”
                Delamotte “Brut”
Fleury “Blanc de Noirs Brut”
 
 
先月より、京都のお料理研究家 「五感食楽」小平泰子先生とのコラボレーションで、「シャンパーニュ×おばんざいの会」を開催。

今月は、祇園の懐石料理「さいき」様のご協力を得て、「シャンパーニュ×懐石料理の会」となりました。

シャンパーニュについて、基礎知識の講義の後、個性の違うシャンパーニュ3種を懐石料理にあわせていきます。

カウンター越しに繰り広げられる調理風景を拝見しながら、シャンパーニュのテイスティングの後、才木様自らお料理の解説。シャンパーニュに造詣の深いシェフならではの意見をいただきつつ、お出汁文化とシャンパーニュのマリアージュについて学びました。

カウンターから立ちのぼるお出汁と季節の食材の香りに後押しされ、シャンパーニュ談議に華が咲きました。