【14ème année】L’Académie du
Champagne à Tokyo -2ème séance du cours de base
第2回目のクラスのテーマは “Blanc de
Noirs”。 しっとりと深まっていく、秋の一場面を切りとったような秋色満載のひと皿に、個性豊かで、芳醇なブランドノワールのシャンパーニュが引き立ち、溢れる季節感を堪能した時間を過ごしました。
<試飲したシャンパーニュ - NV>
*1本目のシャンパーニュ(Joseph
Perrier “Cuvée Royale Brut NV”)
グリーンのトーンの入った淡いイエローに連続的でゆっくりと上がる泡。食パンの白い部分やヨーグルトなどの乳製品からくる甘い香りと、もぎたてのフレッシュなフルーツの香り。フレッシュでまろやかな酸、柔らかくしなやかな果実味、フリーミーできめの細い泡の一体感がすばらしい、バランスのよいシャンパーニュ。
*2本目のシャンパーニュ(Deutz “Brut Classic”)
澄んだ、クリスタルのような輝きに淡めのイエロー。
ミネラルが主体の控えめな香りに、カマンベールの皮などのカビの香りと柑橘系の酸を感じる。フレッシュな果実の甘味の後の酸味からくる、こくと苦味。エレガントな酸と引き締まったボディが印象的な、骨太の酸が基調のシャンパーニュ。じっくりと向き合って、後からくるじんわり感を味わいたい一本。
ピンク、ベージュのような山吹色に、粒の多い、勢いのよい泡。
煎ったアーモンド、ドライハーブなどのドライな香り。土のミネラル。少し熟した紅玉。力強い、やわらかさのある酸味に、肉厚な果実味を感じさせる、芳醇でリッチな味わい。ボリューム感のある熟成度の高いシャンパーニュ。
第2回のテーマは ”Blanc de
Noirs”
*テーマ1本目のシャンパーニュ(Beaumont
des Crayères “Fleur Noire Blanc de
Noirs 2003”)
グリーンがかった明るめのイエロー。泡立ちは力強く、粒が多い。
洋梨のコンポートの甘さ、キルシュなどの赤いフルーツの皮の香り。 柔らかでしなやかなアタックの後、しっかりとした味のストラクチャーが口の中で広がり、後味にかけて苦味、渋み、力強さでクライマックスとなる、順を追って変化する多面的な味わい。 果実味がしっかりした骨格のある、最初の開栓したときの印象がかわるシャンパーニュ。
*テーマ2本目のシャンパーニュ(Eric Rodez “Champagne
Grand Cru Ambonnay Blanc de Noirs NV”)
クリスタルの輝きのゴールデンイエロー。ブドウの品質のよさを感じる粘着性。
ドライと甘さの複雑な、豊かでボリューム感のある香り。樽の木の香り。エキゾチックスパイス。カフェオレ。酸味が強いが、リッチな果実味にうまくとけこんで、口の中でふくよか。後味に甘さ、香ばしさ、樽からくる苦味を感じつつ、コクからくる長い余韻が印象的。さらになめらかさが深まるであろう、ポテンシャルの高い、芳醇なシャンパーニュ。
☆本日の一品
・ドンブ産プーレ・ジョンヌのロースト - 季節のきのことトリュフを添えて