L'Académie du Champagne à Tokyo - 15ème année-
Classe Prestige
15期シャンパーニュアカデミー、プレスティージュクラスの第1回目が原宿Restaurant-I (レストラン ・アイ)にて開催されました。
プレスティージュのロゼ・シャンパーニュ3銘柄と2004年ヴィンテージのャンパーニュ2銘柄をブラインドテイスティングしました。
19名が参加され、講義の後のランチでは教材のプレスティージュシャンパーニュと今人気上昇中の今橋シェフの料理のマリアージュを堪能しました。
1本目のプレスティージュシャンパーニュ Diamant Rosé Millesimé 1998
オレンジがかったフランボワーズ・ロゼで輝きがある。縁にはピンクゴールドの反射が見られシャルドネ
が多いことが予想される。香りは広がりもボリュームも豊か。シロップ漬けにしたラズベリーの香りとオレンジの花と白からピンクのバラの華やかな香り。白ワ
インの熟成感が感じられるきのこやカマンベールの白カビの香り。生肉の香りも感じられる。口当たりはソフト。中盤にはクリーミーで、ブルゴーニュの赤ワイ
ンのようなブラックチェリーの香り、すみれの香り。舌の奥を刺激する軽いタンニンのしぶみがあり、余韻はやわらか。
2本目のプレスティージュシャンパーニュ Pommery Cuvée Louise
Rosé 2000
ゴールドが基調のベージュ・ピンク。香りの広がりとボリュームは中程度で、すぐり(フレッシュからシロップ程度)の甘さの香り、スパイシーなややオリエンタルな印象。ジンジャーブレッドなど熟成した香り。はつらつとしてスリムでドライな味わい。余韻にかけて若干渋みがある。酸味と泡立ちが中心の余韻が細く長くつづく。
3本目のプレスティージュシャンパーニュ Dom Pérignon Rosé Vintage 2003
ルビーのトーンの濃いチェリーピンク。香のボリュームを予感させる色合い。非常に細かい粒の泡があがっている。ブルーベリーのコンポートのような重厚な香り。すみれっぽい香りが感じられ、ピノ・ノワールのスタイルがでている。果実と花の香りに隠れるようにスパイスの香りもある複雑。口当たりに甘みを残して、口の奥で爆発するように広がる。ボリューム感があり泡は溶け込んでいる。余韻はジンジャーブレッド、コリアンダー、カルダモンなどのオリエンタルなスパイス。
テーマのシャンパーニュ 1 Perrier-Jouët Belle Epoque 2004
淡い色調でグリーンを帯びたイエロー、さわやかなエレガント。泡立ちはきわめて繊細。さわやかな青リ
ンゴの香りとやさしさと華やかさを与えるライラックの香りが基調。マッシュルームやスモークミートの香り。口当たりの印象は強いが、余韻のキレは早い。は
つらつとしてミディアムボディのスマートなシャンパーニュ。
テーマのシャンパーニュ 2 Pol Roger Brut Vintage 2004
4本
目と同じ淡い色調でグリーンを帯びたイエローであるが、少し濃い。少し蜜を含んだ青リンゴ系のさわやかな香りが基本で、若干きのこ、ヨーグルトなど乳酸系
の香りもあり複雑。酸のレベルもボリューム感も高い。肉付きもよく、骨格もしっかりしている男性的なシャンパーニュ。厚みのある味わいが口の奥にかけて。
末広がりに伸びてゆく。
この2本の隠されたテーマは2004年ヴィンテージでした。
TRUFFE glacée au sel, poudre de charbon blanc, gaufrette
トリュフと塩のグラス、ゴーフレット、白い炭の粉
SAINT-JACQUES en ravioli, consommé au beurre au saveur de poivres longs, haricot vert
ホタテ貝柱のラビオリ、ポワブル・ロンの香り、インゲンと蛍烏賊
ホタテ貝柱のラビオリ、ポワブル・ロンの香り、インゲンと蛍烏賊
PORC TOKYO-X rôti, sauce cresson au WASABI, lard di colonata et Udo
東京X豚ロースト、クレソンと山葵のコンディマン、独活のラルド巻
SAKURA en souffké, glace fraise
桜のスフレ、苺のグラス
桜のスフレ、苺のグラス